地区インターアクト委員会 活動報告


インターアクトクラブの主要行事は、7月と8月に「年次大会」と「海外研修」(今年度も前年度に引き続き、国内研修)の大きな行事が行われます。本日は、開催順に従い、前半では、年次大会と後半では、国内研修の報告をさせていただきます。
人間環境大学岡崎学園高等学校と岡崎ロータリークラブをホストとして、第21回インターアクトクラブ年次大会が7月19日(海の日)に岡崎信用金庫本店において開催、地区内16のインターアクトクラブと田嶋ガバナーはじめ地区内ロータリアンも含め約500名の参加を頂きました。「ONE LOVE ONE PEACE 笑顔咲く未来へ」をテーマに記念講演と8分科会が設営されました。

◆ 記念講演
池間哲郎氏は、途上国における支援と共に「国際協力を通した日本の青少年の健全育成」を基本理念に掲げ、自ら撮影した映像を使い「一生懸命に生きることの大切さや命の尊さを日本人こそアジアの人々から学んで欲しい」と云い続け、2008年現在で約2000件の講演を行い聴衆者は50万人を越えている。文部科学大臣奨励賞をはじめ、数々の受賞歴をお持ちの池間哲郎氏の著書「あなたの夢は何ですか?そのとき少女はこう答えた。私の夢は大人になるまで生きることです」の内容が講演内容と一致していましたのでご紹介申し上げ、記念講演の報告を終わります。
エピローグ 一生懸命生きること、それが最高のボランティア
一番大事なボランティアとは、誰かのためとか、人のためとか、世の中のため、社会のために何かをすることでない、ということです。一番大事なボランティアは、自分自身が一生懸命生きること。アジアの子供たちの話しをして、映像を見せて、かわいそうだから助けてちょうだいと言っているのではないのです。誤解しないでください。そういうことではありません。私が言いたいのは、あの子供たちは、たとえマンホールの中で暮らそうが、ゴミ捨て場の中で暮らそうが、一生懸命生きているということです。どんな状況になろうとも必死になって生きている。だから大事にしたいといっているだけなのです。ありあまるほどの食べ物がある恵まれた環境の中で暮らしている私たちですが、そうした豊かさが私たちに「命の尊さ」や「生きることの大切さ」を見失わせているのではないかと感じています。だからこそ、日本の子供たちがアジアの貧しい子供たちから真剣に生きることの大切さに気づいてほしいと思っているのです。
だから、一番大事なボランティアは自分自身が一生懸命生きることなのです。一生懸命生きる人でないと本当の命の尊さはわかりません。真剣に生きる人でないと、人の痛みや悲しみは伝わってこないと思うのです。誰かのため、人のためでなく、自分自身が懸命に生きる。それが私たちにできる一番大事なボランティアなのです。
岡崎学園高等学校IACと学校関係者の皆様と岡崎ロータリークラブの皆様が、2760地区(愛知県内各所)から、岡崎に集まったインターアクターやロータリアンに対し、きめこまやかな心遣いとおもてなしを大変感じました。分科会内容に関しましてもロータリークラブとインターアクトクラブのコミュニケーションと役割分担が大変うまく機能していることが実感できました。「品格あふれる年次大会」の一言にてまとめさせていただきます。

◆第23回国内研修
国内研修について報告させていただきます。第23回研修は、昨年度に引き続き、国内派遣研修となり鹿児島・屋久島へ研修のアドバイザーとして参加させていただきました。
インターアクターは、奉仕活動を通じて4つの重要性を学びます。
・指導力と誠実な人格の形成
・他者を尊重し、進んで助ける態度
・各人の責任を果たし、一生懸命努力することの大切さ
・国際理解と親善の推進
4つの重要性を取り入れ、充実した研修とするために、国際理解と親善を「2730地区(鹿児島・宮崎)インターアクトクラブとの共同募金活動と合同会議」に置き換え、また、当地区から選ばれた34人のインターアクターの学校間交流とリーダーシップ養成を目的に、指導力と誠実な人格の形成、他者を尊重し進んで助ける態度、一生懸命努力することの大切さを学べるようなプログラムとしました。
国内研修ではありますが、学校間交流には接触頻度が重要と思い、海外研修と同じく、5月に保護者説明会、6月と7月に各1回、1泊2日の事前合宿を行いました。
国内研修スケジュールは、7月26日から29日の3泊4日で宇宙に関することから、自然、環境を考えさせられる屋久島、鹿児島市内での2730地区との共同募金活動、平和、歴史を肌で感じる知覧と非常に内容が充実した研修でした。
2730地区との共同募金活動について少しお話させていただきます。
7月28日の午後3時から研修の目玉といえる鹿児島の高校生と一緒にボランティア活動を行いました。当地区のインターアクター達は、まだ見たことのない鹿児島の高校生ってどんな感じだろうと「ドキドキする」とか話しながら天文館通のアーケードに向かっていました。鹿児島一番の繁華街と言われる天文館通りの交差点に到着すると20人近くの高校生が制服姿で待っていました。2730地区のインターアクト委員長奥山さんはじめ、10名以上のロータリアンも来てくださいました。4箇所に分かれて口蹄疫被害者支援募金を行いました。午後3時から4時30分の一時間30分で、2730地区と当地区のインターアクター全員が大きな声で訴えることにより13万6千円の募金が集まりました。これには高校生たちは感想文でも触れますが、本当にビックリしていました。
共同募金終了後、宿泊施設会場にて、2730地区と2760地区合同会議を行い、アイスブレーキングで各生徒が交流しやすくなるような席順を設定し、懇親会である夕食会を兼ねた懇親会を行いました。生徒たちが交流する光景を目の当たりにしたとき当地区ロータリアンへの感謝の念と2730地区との絆を実感することが出来ました。


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